東芝は1月20日、スマートフォンやタブレットに業務に必要な資料を事前に配信し、外出先で活用できる業務支援クラウドサービス「Eiplaza/MB(イーアイプラザ/エムビー)」の提供を開始したと発表した。

業務支援クラウドサービス「Eiplaza/MB」構成図

同サービスは、音声や動画を含んだカタログやプレゼンテーション資料をクラウド上で作成し、スマートフォンやタブレットに配信。また、外出先で作成した文書を、セキュリティを維持しながらスマートフォンやタブレットからクラウド上に保存することもできる。

さらに、営業支援システムや保守点検システムなどの企業内の様々な業務システムと連携し、業務に必要な資料をスマートフォンやタブレットに配信したり、クラウド経由で業務システムに反映することもできる。

例えば、従来、エレベーターや空調設備などの納入機器の保守点検に行く場合には、点検担当者が点検に必要なマニュアルや点検リストなど様々な資料を事前に用意して持ち歩く必要があるが、本サービスの導入により、保守点検システムと連携し、点検担当者の端末に業務に必要な資料のみを配信したり、外出先から点検結果を報告することが可能となる。そのため、大量の紙の文書を事前に用意して持ち歩いたり、報告のために帰社したりする必要がなくなり、作業の効率化やペーパーレス化に貢献する。

東芝は、同サービスを製造業やサービス業などを中心に拡販し、2015年度中に100社、10万ユーザーの導入を目指す。