米ニュータニックスは1月20日、マイクロソフトのWindows Server 2012 R2 Hyper-Vに対する一般向けサポートを開始したことを発表した。
Microsoft Windows Server 2012 R2 Hyper-Vのサポートは、Nutanixの有効なサポート契約を結ばれている既存の顧客、そして、新規の顧客に対して直ちに無償で提供される。
今回のリリースにより同社は、VMware vSphare、Microsoft Hyper-VおよびKVMという、業界をリードする3つのハイパーバイザー(コンピュータを仮想化し、複数の異なるOSを並列に実行できるソフトウェア)をサポートできる統合インフラストラクチャープロバイダーとなった。
ハイパーバイザーに依存しない同社のアプローチにより、異なる仮想化テクノロジーで複数の業務処理を推進するハイブリッド型のデータセンターに対しても、共通のデータ・ファブリック(サーバとストレージの接続方式)を提供。
同社のアーキテクチャーは、仮想化レイヤに依存することなく、高い拡張性を保ちつつ、ハイパフォーマンスのストレージサービスと高度なデータ分析機能を提供。サーバとストレージを単一のアプライアンスとして統合した製品であり、従来のストレージ テクノジーであるSANやNASの構築に必要となるコストや複雑性を排除することで、極めて容易な導入が可能。
Microsoft Windows Server 2012 R2向けに開発された多くのストレージと仮想化プロトコルをサポートすることにより、Nutanixバーチャルコンピューティング プラットフォームでは、様々なハイパーバイザーをサポートできるとともに、Microsoft SQL Server や Microsoft Exchangeなど、多くの企業で一般的に利用されているサービスを、そのまま利用することができるようになる。
今回の新リリースは、ストレージを最大限に有効活用しながら、Windows Server 2012 R2 Hyper-V上のCitrix XenDesktopおよびXenAppを高いパフォーマンスで稼動させることができるインフラストラクチャー ソリューションとなっており、同社では、ユーザが自社の仮想化プラットフォーム上に、Citrix XenDesktopおよびWindows Server 2012 R2 Hyper-Vを導入する際に役立つ、新しいリファレンス・アーキテクチャーを公開している。