アクロニスは、ディザスタリカバリ(自然災害などで被害を受けたシステムを復旧・修復すること)、データプロテクションなどを単一のプラットフォームで実現する統合ソリューションの最新版「Acronis Backup & Recovery 11.5」ファミリーの拡張版で、Microsoft Active Directoryのバックアップと復元用途向けに最適化された「Acronis Backup & Recovery 11.5 for Microsoft Active Directory」の提供を1月15日より開始したと発表した。

Acronis Backup & Recovery 11.5 for Microsoft Active Directory

同製品は特許出願中のシングルパスバックアップ技術により、オペレーティングシステムやファイルを保護するディスク全体のバックアップを行うことで、Active Directoryのデータも同時に保護、Active Directoryへのアクセスを最小限にすることでバックアップの信頼性を高め、データを確実に保護する。

また、ディスクまたはボリューム全体を復元せずに、ドメインコントローラ全体、データベース、SYSVOL、ログファイルなど、Active Directoryデータをシングルパスバックアップから抽出し、その後、破損したファイルを抽出したファイルに置き換える。

さらに、複数のドメインコントローラで構成されている際、復元時に問題となるUSN(更新シーケンス)ロールバックを防止する。

今回、WindowsサーバとActive Directoryにおける包括的なバックアップと復元を実現する通常製品(12万8千円)と、複数のWindowsサーバとActive Directoryにおける高度なバックアップの統合管理と、システムおよびMicrosoft Active Directoryデータベースの復元を実現するAdvanced製品(16万8千円)、および通常製品とAdvanced製品、同じくVirtual Edition向けのAdd-on(32万2千円)の3製品を発売する。