KDDIは1月20日、Amazon Web Service(AWS)を活用したクラウドサービス「AWS with KDDI」を2月28日より法人向けに提供すると発表した。サービス提供は、KDDIがAWSの「AWS Partner Networkコンサルティングパートナー」に加入したことにより実現したもので、国内の通信事業者として初めてだという。
「AWS with KDDI」は、システム構築における要件のヒアリングをはじめ、設計や構築、運用、保守までワンストップで提供するサービス。
インターネットを経由することなく、AWSに接続できる「AWS Direct Connect」とKDDIのイントラネットサービス「KDDI Wide Area Virtual Switch」の接続を標準で提供する。これにより、モバイル端末からのアクセスを含め、既存の自社設備を運用する場合と同様にセキュアにAWSへのアクセスが可能となる。
メニューは、システムの稼働状況を監視して、負荷状況に応じたサーバー台数の運用が可能となる「マネージドサーバ」を提供。サーバー台数を月間最大7台(1日分)まで無料で追加でき、アクセスが急増した場合でも、システムのパフォーマンスが維持できるという。
また、Amazon Relational Database Serviceを利用して、システムの構築と運用、保守をセットにした「マネージドデータベースも提供する。
価格は、マネージドサーバが「m1.small」プランで、ECU数が「1」、メモリが「1.7GB」の場合、OSは「CentOS」で7万円、「Red Hat Enterprise Linux」と「Windows」で7万5000円~(いずれも税別)となる。
マネージドデータベースでは、「db.m1.small」プランで、ECU数が「1」、メモリが「1.7GB」の場合、データベースは「My SQL」の冗長構成で7万円、リードレプリカで6万円、「Oracle」の冗長構成で8万円(いずれも税別)となっている。