トプコンは、レフ測定、ケラト測定、眼圧測定、角膜厚測定を1台で行うことが可能な次世代オートケラトレフラクトトノメータ「TRK-2P FREXY」を2014年1月より発売することを発表した。

同装置は、コントロールパネル(モニタ)に映った瞳孔中心付近をタッチするだけの簡単操作に加え、左右の眼の測定を自動で行うフルオート機能を搭載し、簡単でスピーディに4種類の測定を行うことが可能。また、コントロールパネルは、従来のように被検者と反対側に位置するだけでなく、器械に対して横向きや、被検者側にも向けることができるため被検者のサポート位置と設置場所の自由度が広がり、レイアウトの幅を広げることが可能となっている。

さらに眼圧の測定値は、角膜の厚みに影響され、実際の眼圧に対し角膜が薄い程低く、厚い程高いと言われていることから、眼圧測定時においては、角膜厚を測定し、角膜厚による眼圧の影響を考慮した眼圧補正値を算出する機能を搭載しているほか、角膜圧平後の余分なエアーをカッ卜することでソフトで高精度な眼圧測定を行うことを可能としている。

なお、各測定の仕様は以下のとおり。

レフ測定

  • 球面屈折力測定範囲:-30D~+25D(0.12D/0.25Dステップ表示)
  • 円柱屈折力測定範囲:0D~±12D(0.12D/0.25Dステップ表示)
  • 乱視軸角度測定範囲:0°~180°(1°/ 5°テップ表示)
  • 測定最小瞳孔径:φ2.0mm
  • PD測定範囲:20mm~85mm(1mmステップ表示)

ケラト測定

  • 角膜曲率半径:5.00mm~13.00mm(0.01mmステップ表示)
  • 角膜屈折力:67.50D~25.96D(0.12D/0.25Dステップ表示)(角膜屈折率=1.3375 とした場合の換算値)
  • 角膜乱視度:0D~±12D(0.12D/0.25D ステップ表示)
  • 角膜乱視軸方向:0°~180°(1°/5°ステップ表示)

眼圧測定

  • 眼圧測定範囲:1~60mmHg(表示目盛:1mmHgステップ表示、平均値は1mmHg/0.1mmHgステップ表示)
  • 測定レンジ:1~30/1~60mmHgの2段切り換え
  • 角膜厚測定:測定範囲0.400~0.750mm(表示目盛:0.001mmステップ表示)

オートケラトレフラクトトノメータ「TRK-2P」の外観