ESETの国内販売代理店であるキヤノンITソリューションズは1月17日、新種のランサムウェア「Prison Locker/Power Locker」を検知したと発表した。
このランサムウェアは、「Windowsキー」や「エスケープキー」を無効化するほか、タスクマネージャーやコマンドプロントが起動できなくなる。また、ストレージや共有ドライブ上のファイルを暗号化するという。
データ暗号化を解除して、PCの現状復旧を行う場合、解除キーを入手する必要があり、このような形で金銭の支払いを要求するのがランサムウェアの特徴だ。
ESETによると、このウイルスはメールにWordファイルを添付する形で送り込まれるケースが多く、受信したユーザーが添付ファイルを開くことで感染しているという。
同社はこのランサムウェアを「Win32/Filecoder.NBG」として定義し、トロイの木馬とその亜種を検出している。