富士通コンピュータテクノロジーズは1月17日、アプライアンス製品の開発を検討の法人向けに、小型アプライアンス用プラットフォーム「FUJITSU Embedded System ActiveAssist PF1000」新モデルの開発キットならびにハードウェアの販売を開始すると発表した。

「ActiveAssist PF1000E」(左) 「ActiveAssist PF1000F」(右)

新モデルは「ActiveAssist PF1000E」「ActiveAssist PF1000F」の2モデルで、顧客の開発する製品用途に合わせてハードウェアを選択でき、ハード・OS・各種ネットワークパッケージや、RASIS、初期診断機能をプラットフォームとして提供することにより、従来機同様、短期間でアプライアンス製品を開発可能。

ハードウェアは、インタフェースを前面に集約することで、保守性・設置性を向上。ソフトウェアは、JAVA(オプション)の提供により、OSやハードウェアとの相性を意識することなく、JAVAアプリケーションが容易に搭載できる。

「ActiveAssist PF1000E」は、機能を絞ることにより、低価格化を実現。CPUには、フリースケール・セミコンダクタ製 QorIQ P1011を採用。BEMS/HEMSのゲートウェイ製品などに利用できる。

「ActiveAssist PF1000F」は、外部ストレージの接続やSSDの搭載を可能にし、CPUには、フリースケール・セミコンダクタ製 QorIQ P2020を採用。データ蓄積・DB処理や高速データ通信などの幅広い用途に利用できる。

開発キットを購入の顧客は、アプリ開発をはじめ、開発支援サービスを利用でき、ワンストップでのアプリケーション開発に関する技術サポートなどにより、短期間での製品開発を支援する。

開発キットを使用したアプライアンス製品開発の流れ

販売価格、および出荷時期は次のとおり。

「ActiveAssist PF1000E/F 製品一覧」販売価格、および出荷時期