今年も元旦に何らかの目標を立てたという方も多いだろう。あるいは仕事始めの日に、仕事の目標を立てたという人もいるかもしれない。目標を立てたら実行あるのみ。挫折することなく、目標を現実にするにはどうしたら良いか。
「目標通りに行かないだろうな」と諦め半分の人はまず、「今年こそ実現させよう」と決心して欲しい。というのも、実現させるぞ、と決心しても、実際にやり遂げる人はほんのわずかだからだ。
心理学者Richard Wiseman氏の調査によると、新年の目標を立てた時点で52%が成功を確信しているが、実際にやり遂げるのは12%という。なお、同調査は2007年に約3000人を対象に行ったものだ。
Wiseman氏は調査結果として、以下のやり方を推奨している。
1.目標を1つに絞る。前の年の目標は避けること。
2.前もって計画する。慌てて目標を固めるのではなく、前もってゆっくりと考えながら定めよう。
3.目標に向けて段階的にステップを決める。時期や内容などを具体的に。
4.成果や経過を追跡する。
そうした上で、Wiseman氏は男女で異なるアプローチも推奨する。例えば男性は目標設定を具体的にし、報酬やメリットが明確な方が成功しやすいそうだ。一方で女性は、家族や友人といった周囲の人間に知らせる方が効果的とのことだ。
さて、決意の参考になりそうなものをいくつか紹介しよう。フリーランサー向けのExaminer.comでは、ビジネスリーダー向けの決意例として以下を挙げている。かなり具体的な目標なので、参考にされてはいかがだろう?
細かい点まで管理しすぎない
人の足を引っ張らない
些細なことにフォーカスせずに、結果にフォーカスする
ルールよりもバリューについて語る
業績だけではなく、業績に到達する過程を認める
自分ではなく、チームメンバーの成功を喜ぶ
コミュニケーションは明確に、頻繁に
"問題"を"成長のチャンス"と考える
"ありがとう"と感謝の気持ちを伝える
聞くときは全身で、マルチタスクはNG
褒めるときはフィードバックを入れて
自分のミスを認める
良い情報も悪い情報も共有する
会議は定時スタート、定時修了
難しい話題こそ後伸ばしにせずに向き合う
さて、Wiseman氏が調査を行った2007年からわれわれ人間の本質はそれほど変わっていないが、アプリのおかげで支援してくれるツールはたくさんある。
ToDoリストや目標管理アプリもあるし、貯金をしたいのであれば家計管理アプリがある。ジョギングしたい人やダイエットしたい人にはそれぞれ専用のアプリが数多く公開されており、無料のものもたくさんある。技術の力も借りながら、よい2014年にしたいものだ。