米Facebookは1月16日 (現地時間)、Facebook上で話題になっている出来事やニュースを通知する「Trending」機能の提供を発表した。昨年夏に同社が提供を公約していたもので、一部の国でWeb版のロールアウトを開始した。モバイル版はテスト段階だという。
トレンド機能はTwitterの人気機能の1つである。Twitterは投稿が基本的に公開であるため、トレンドの把握に活用しやすい。対して、Facebookはユーザーの投稿がソーシャルネットワーク内にとどまることが多い。昨年夏に同社は、ニュースフィードをニュースやイベントに関する会話のオンラインハブとして成長させる戦略を打ち出し、ユーザーに投稿の公開の活用を促していた。Facebook上の話題へのアクセスを容易にするTrendingの提供は、その一環である。
Trendingが利用できるようになると、ニュースフィード画面において右側のサイドバーのトップにTrendingセクションが置かれる。ニュースフィードを開くと、その時点で選ばれた3つのトピックが表示される ([See More]をクリックして、さらに多くのトピックにアクセス可能)。トピックはユーザーが興味を持っていること、そしてFacebook全体のトレンドからパーソナル化される。
Twitterのトレンドはハッシュタグまたはキーワードのリストになっており、例えば「#JackBauer」とリストされても、ドラマ「24 -TWENTY FOUR-」に関する話題と予想できるだけで、クリックしてみるまで今なぜ話題になっているのか分からないことも多い。FacebookのTrendingでは、それぞれのトピックに話題の内容を簡単に記したヘッドラインが付く。「24: Fox Sets May 5 Premiere for ”24: Live Another Day”」と記されるので、リストからでもプレミア放送の日時が決まったのだと分かる。クリックすると、そのトピックに関する友だちの投稿や、そのトピックを話題にしているページなどが表示される。