調査会社の米IDCのメディア事業部のInfoWorldは1月15日(米国時間)、IT分野でもっとも優秀で革新的な製品を選ぶ年次コンテスト「2014 Technology of the Year Awards」の受賞製品を発表した。「Apple iOS」や、オープンソース開発で利用される「GitHub」など、35の製品・サービスが選ばれている。
Technology of the Year AwardsはITニュースや情報サイトのInfoWorldが毎年実施する受賞制度。製品検証やレビューを行うInfoWorld Test Centerの編集者らが選出した。アプリケーション開発、Web技術、データベース、クラウドコンピューティング、SaaS、BI、ビックデータ分析、モバイル、データセンターハードウェアと、情報技術におけるさまざまな分野が網羅されている。
ソフトウェアやサービス側では、プログラミング言語の「Scala」、データセンター向け管理ツール「Puppet Enterprise」、Linuxディストリビューション「Kali Linux」、各種パブリッククラウドを揃えるAmazon Web Services、プラットフォーム・アズ・ア・サービスの「Cloud Foundry」、ビックデータ分散処理のデフォルト的存在「Apache Hadoop」、NoSQLデータベース「MongoDB」、サーバーサイドJavaScript環境「Node.js」など、トレンドを反映したものが揃った。
オーストラリアのSublimeが開発するテキストエディタ「Sublime Text」もあれば、大御所Microsoftの「Microsoft Office 365」「Microsoft Visual Studio 2013」もある。なおApple iOSはあるが、Androidは今年は入っていない。
ハードウェアでは、教育向けに設計されたが大人にも大ヒットした英国生まれのボードコンピュータ「Raspberry Pi」、WAN高速化アプライアンスの「Riverbed Steelhead」「Riverbed Granite」、Dellのコンパクトデータセンター「Dell PowerEdge VRTX」、Hewlett-Packardのストレージ製品「HP 3PAR StoreServ 7400」、FacebookとGoogleの元社員が手がける仮想化アプライアンス「Nutanix NX-3000」、オールフラッシュのSAS/SATAストレージシステム「Synology RS10613xs+」などが選ばれている。
この他、以下の製品や技術が受賞している(アルファベット順)。