富士通コンポーネントは1月15日、Bluetooth Low Energy(BLE)技術(シングルモード)に対応した、独自のソフトウェア内蔵の無線モジュール「MBH7BLZ01/02」を発表した。

BLE技術は、従来のBluetooth技術に比べ消費電力が抑えられており、コイン電池などで長時間の駆動が可能であるため、可搬型ヘルスケア製品、小型医療機器、ロケーションタグ、携帯端末、リモコンなど、様々な機器への搭載が進んでいる。

今回のソフトウェア内蔵BLEモジュールは、独自のデータ送受信プロファイルを内蔵し、シンプルなコマンド(UART経由)にてホスト側とデータの送受信が可能。これにより、ホスト側の開発リソースを低減することができる。

なお、「MBH7BLZ01」は10.5mm×9.2mm×1.6mmサイズでアンテナなし表面実装タイプ、「MBH7BLZ02」は15.7mm×9.8mm×2.0mmサイズでアンテナ付き表面実装タイプとなっている。工事設計認証も取得済みのため、ユーザーのBLEの組み込みに関する開発工数を削減できる。サンプル出荷は2月、量産は3月より開始される。

Bluetooth Low Energy対応ソフトウェア内蔵無線モジュール。下がMBH7BLZ01、上がMBH7BLZ02