フィリップス エレクトロニクス ジャパンは1月15日、有機EL(OLED)パネル「Lumiblade OLED Panel GL350」を2月上旬に発売し、日本市場に参入すると発表した。

同製品は、さまざまなアプリケーションに使用しやすいパネルサイズと120lm以上の全光束を、魅力的な価格で実現している。Philipsでは、2009年より欧州を中心に世界市場でOLEDを展開してきたが、今回、高い発光効率を有する「Lumiblade OLED Panel GL350」を発売するのを契機に、日本のOLEDパネル市場に参入する。

OLEDは、その薄さと軽さから次世代照明としてさまざまな可能性が期待されている。同製品は、124.5mm角で200lmの明るさを実現し、装飾用途をはじめ、その他のライティングとしても十分な光を提供する。また、均質な面発光に加え、既存のライティングシステムにも容易に組み込むことができるため、インテリアにおける一般照明として、OLEDをさらに身近なものにすることができる製品となっている。

サイズ(外測)は124.5mm×124.5mm×3.3mm、発光部分面積は103.8mm×103.8mm、高出力時の電流は500mA、電圧は9.5V、消費電力は4.75W、全光束は200lm、最大光度は6500cd/m2、平均寿命は1万時間(光束維持率70%時)、色温度は3200K。

有機ELパネル「Lumiblade OLED Panel GL350」