ソフトバンク・テクノロジーは1月15日、同社の提供するWebフォントサービス「FONTPLUS」において、文字間の余白をまとめて取り除く「文字詰め機能」の追加を発表した。

Webフォントの利用では、印刷物と違い個別文字間の調整(カーニング)が難しいという課題がある。同社が今回追加した文字詰めは、個別の文字の持つ余白部分をまとめて削除する機能。

この機能を利用することで、拗音などすき間が空いてみえる文字も前後の文字との間隔が詰められる。一方で、余白を削除すると逆に文字間が詰まりすぎてしまうため、必要に応じてCSSの「letter-spacing」に「0.1em」などを指定して調整するという仕組み。なお、括弧など一部の文字は、見栄えを考慮して片側の余白を残すようになっている。

文字詰め機能とletter-spacingの利用イメージ

FONTPLUSでは、ロダンやマティス、スーラなどのWebフォントを提供しており、これらのフォントで文字詰め機能が利用できる。