米Microsoftは1月14日、Windows向けの翻訳アプリ「Bing Translator」で音声入力による翻訳が可能となった最新版を公開した。すでに音声入力が可能なWindows Phone 8向けアプリも最新版を公開、音声入力機能をさらに強化している。

Bing TranslatorはWindows Phone向けの無料翻訳サービスで、Microsoft Researchで数年がかりで開発した高度なマシン学習技術を土台としている。Windows 8/RT向けはこれを移植したもので、2013年6月に公開されている。

最新版ではWindows Phone向けアプリで提供されている音声入力に対応、マイク付き端末でユーザーが話した言葉を音声翻訳する。これに加え、カメラを利用したカメラ翻訳機能も強化した。タブレットやPCなど端末側のカメラでレストランのメニューや路上の看板などの文字を映すと、これに対する翻訳を重ねて表示してくれる。最新版では、カメラはランドスケープとポートレイトの両方に対応した。

Windowsアプリの「Bing Translator」でも音声翻訳が可能に

カメラ翻訳機能

Windows Phone 8向けのBing Translator最新版では、音声翻訳機能の品質やレスポンス性を改善。オフライン利用のための言語パックのUIも改善した。

Windows向けはWindows Storeより、Windows Phone向けアプリはWindows Phone Storeより入手できる。

検索サービスにおける音声入力と翻訳は大きなトレンドとなっており、米Googleも音声入力による翻訳機能を提供している。