本田技研工業(ホンダ)は1月14日、プラグインハイブリッド車(PHEV)や電気自動車(EV)の充電インフラの設置推進などを目的に、電動車両用普通充電器「HEH55」を開発したことを発表した。
同充電器は、壁掛け式のため床工事が不要。また設置工事に要する時間も短く、既存の駐車場にも容易に設置することができるのが特徴となっている。また、通信ネットワークによる課金サービスやICカード認証にも対応しているほか、いたずら防止用ガンロック機能なども装備している。
さらに太陽光発電との連系による充電も可能であり、発電量に応じた充電電流の制御や停電時における電動車両への充電も可能となっている。加えて、Wi-Fi通信により、スマートフォンなどの端末に充電状況をリアルタイムで知らせる充電情報表記機能なども備えているという。
なお、同充電器の基本的な仕様な以下の通り。
- 定格電圧:200V
- 定格電流:16A(50/60Hz)
- 基本機能:CPLT機能(対応車/非対応車切り替え機能付き)
- 保護機能:漏電遮断機能、充電コネクターロック機能(タイプ別設定)、雷サージ保護
- 充電方式:SAE J1772準拠、IEC61851-1準拠
- 環境条件:-15℃~+40℃
- 防塵・防水:JIS C 0920 IP44相当(充電コネクタをホルダに収納した状態)
- 設置場所(方法):屋外(壁掛け式)
- 電源部重量:約55kg(ソーラー連系タイプ)/約40kg(ソーラー連系無しタイプ)
- 充電器部重量:約30kg(IC認証対応型)/約28kg(IC認証非対応型)
- 外形寸法:電源部:900mm×600mm×300mm
- 充電器ボックス部:400mm×600mm×200mm
- 充電ケーブル:約5m