NTTコミュニケーションズは1月10日、米Virtela Technology Services Incorporatedの株式取得手続きを2日に完了したと発表した。米Virtelaは、マネージドサービスや仮想化技術に強みを持ち、196か国/地域においてMPLS/IPSEC VPNを含むネットワークサービスやクラウド型マネージドネットワークサービスを提供している。
NTTコムは、この買収によって両者のネットワークサービスの統合を進め、2014年中のサービス・オペレーション統一を目指す。NTT Comのサービス品質と、Virtelaの運用ノウハウを両立するサービスによって、グローバル市場におけるリーダーポジションの獲得を目指したいとしている。
具体的には、企業向けネットワークサービス「Arcstar Universal One」の提供エリアが160か国/地域から196か国/地域へ拡大するほか、スケーラブルな帯域確保、品質向上が実現できるという。
また、Virtelaが提供する、ファイアウォールやWAN高速化装置といったLAN上のネットワーク機器の機能を仮想化する技術「NFV」を活用したクラウド型マネージドネットワークサービスをArcstar Universal Oneなどと統合。2014年度第2四半期中に提供を開始する。