シード・プランニングはこのほど、農業のIT化に関する調査結果を発表した。同調査は2013年7月~11月に実施された。

現在、農業をとりまく環境は大きく変わりつつあり、「日本農業の再生」と「農産物の輸入自由化」などへの対応として、センシング技術や通信技術、バイオテクノロジーなどのハイテクを取り入れた農業のIT化が注目されている。

今回の調査では、現在取り組まれている農業IT化について分野別に最新動向を明らかにし、今後の市場性と将来性を探っている。その結果、農業IT化の2013年の市場規模は66億円で、2020年には580~600億円になると予測。特に農業クラウドサービスが大きく進展し、2020年には農業IT化市場の75%を占めると見られている。

農業IT化市場規模予測(発表資料より)

調査結果の詳細は、調査研究レポート「農業IT化最前線レポート 農業をビジネスに変えるIT化技術と企業 2014年度版」としてまとめられ、12万円(税別)で販売されている。