ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)は、日本を代表するグラフィックデザイナーである勝井三雄の重要な作品群を紹介する「勝井三雄展 兆しのデザイン」を開催している。開催期間は1月31日まで(日祝は休館)。開館時間は11:00~19:00(土曜は18:00まで)。入場無料。

「勝井三雄展 兆しのデザイン」チラシ Design: Mitsuo Katsui

同展では、最新のテクノロジーやメディアを取り込みながら、半世紀以上にわたって常にグラフィックデザインの新たな領域を切り拓いている勝井三雄の創造活動を語る上で重要な位置を占める、エディトリアルワーク約100作品や主要なポスター作品を展示。ポスターデザインと連動した、実験精神にあふれる新たな映像作品も紹介している。

また、1月17日は勝井自身によるレクチャー、1月29日はの室賀清徳(雑誌「アイデア」 編集長)と谷口江里也(詩人/ヴィジョンアーキテクト)を迎えてのギャラリートークが予定されている。開催時間はいずれも18:30~20:00、Webからの申し込みが必要となる(レクチャーは受付中、ギャラリートークは1月17日 11:00より申し込み開始)。

なお、勝井三雄は1931年東京都生まれのグラフィックデザイナー。1955年、東京教育大学教育学部芸術学科構成科卒業。1956年、味の素に入社。1961年にフリーランスとなる。幾何学的なパターンを用いたグラフィックデザインで知られており、ポスター、エディトリアル、シンボルマークなどのデザインをはじめ、数々の万博にもアートディレクターとして参加するなど、多様なジャンルでの活動を続けている。