トレンドマイクロは1月9日、徳島県徳島市の徳島大学病院がモバイルデバイス向けセキュリティ対策ソフトウェア「Trend Micro Mobile Security」(TMMS)を採用したと発表した。

電子カルテや医療画像の閲覧をはじめとした病院情報システムへアクセスする端末の一つとして導入した、iPad 250台のデバイス管理用に活用する。

患者の医療情報を扱うため、iPadの導入にあたっては院外への持ち出しを制御するデバイス管理が必須と考え、モバイルデバイス管理(MDM)ツールの導入を検討したという。

診療業務支援に適した情報端末の活用に積極的な徳島大学病院では、将来的なiPad以外のモバイルデバイスの導入も見据え、デバイス管理製品の選定を行った。

さらに同病院では、電子カルテをはじめ各種病院情報システムの閲覧・入力用に、1200クライアントの仮想デスクトップ(VDI)を構築し、シンクライアント環境でのデータの持ち出し・漏えいを防ぐための運用を行っている。

VDI環境は、総合サーバセキュリティソリューション「Trend Micro Deep Security」で、エージェントレスのセキュリティ対策を実現しているという。