アイ・オー・データ機器(以下、アイ・オー・データ)とクラウディアンは1月8日、アイ・オー・データのNAS製品HDL-XRWシリーズと、オブジェクトストレージ製品 Cloudianとの接続検証を実施し、相互接続性を公式認定したと発表した。
HDL-XRWシリーズは、従来よりクラウドストレージ同期機能を備えており、格納したファイルをDropbox、Amazon S3に同期・バックアップ可能。2013年12月には、NTTコミュニケーションズの「BizホスティングCloudn Object Storage」との同期機能も検証し、相互接続性を認定している。
Cloudianは、S3 API完全準拠でパブリック及びプライベートクラウド、エンタープライズITに国内外で商用採用されているソフトウェアベースのオブジェクトストレージ製品で、汎用的なサーバをハードウェアとして利用し、複数のサーバに搭載された多数の内蔵ディスクをひとつの大きなストレージ領域として統合制御。大量のデータを経済的に、かつ信頼性高く格納することを可能にする。
今回、プライベートクラウドやエンタープライズITでの利用環境においてCloudianとアイ・オー・データのNAS製品との相互接続性について両社で検証確認、相互接続性を公式認定した(パブリッククラウドでは相互接続性についてすでに確認済み)。
これにより、オフィス内のNASに格納したファイルは、パブリッククラウドだけではなく、保存先設定を変更するだけで簡単にCloudianで構築するプライベートクラウドや企業構内のオブジェクトストレージにも格納。ユーザーはデータの種類、ITポリシー、地域冗長、事業者分散等といった必要に応じてNASに格納したファイルのバックアップ先を柔軟に選択し利用することが可能になる。