ソニーは1月8日、普段何も存在しないリビングの壁際に設置するだけで最大147インチの高解像度映像を投影可能な4K超短焦点プロジェクターを開発したと発表した。特殊な工事は不要で、人の影の映り込みを気にすることなく大画面の映像を楽しむことができる。

4K超短焦点プロジェクター

急速な情報電子技術の進化にともない、映像や音声から得られる臨場感が格段に向上し、また通信帯域の拡大により、高品位なエンターテインメントコンテンツを、いつでもどこでも楽しめる環境が整いつつある。

ソニーは発表で、「臨場感と利便性をさらに発展させ、場所や機器の制約を超えて、より自然に・より自由に、生活の一部としてエンターテインメントコンテンツを楽しめる環境を考え、空間そのものが新しい体験を創出することを目指す」としている。

4K超短焦点プロジェクターの利用イメージ

このプロジェクターは4K対応のため、ソニー独自の4Kコンテンツサービス「VideoUnlimited 4K」(米国内のみ)の映像や4K対応ハンディカムで撮影した4K映像と、高精細な静止画像も壁一面に投影することができる。

4K超短焦点プロジェクターは2014年夏までに商品化を予定。米国で約3~4万ドルの価格を想定しているという。