Corningは、同社の「Corning Gorilla Glass」における3D成形技術による製造技術を確立したことを発表した。
スマートフォンのシェア上位10社の半数以上が現在、なだらかな曲面デザインのカバーガラスを搭載した端末を販売しており、より大胆な形状の実現を求めるニーズが高まってきているという。今回開発された3D成形技術は、2つの金型を使用する従来の方法に比べ経済的なプラットフォームながら、厳密な公差と高スループットを実現できるため、より薄型軽量のデバイスを創出し、モバイル・ウェアラブル機器向け曲面ディスプレイの出現に伴う機会を活かそうというデザイナーを支援することを可能にするという。
なお同社では、2014年中に加工済み3D形状Gorilla Glassの出荷を開始することを計画しており、目指しており、現在、台湾にて垂直統合型の事業体制の確立に向け、G-Tech Optoelectronics(GTOC)と協働中だとのことで、これにより、ガラスシート状態のものから加工済みの3D形状製品まで、あらゆるGorilla Glass製品をアジア内で用意できるようになるという。