MediaTekは1月7日、近日公開予定のモバイルプラットフォーム「Worldmode」に、VIA Telecomと提携してCDMA2000技術を組み込むと発表した。

MediaTekのSoCには、総合無線モデム、接続性、マルチメディア機能が含まれている。VIA Telecomとの提携によって、CDMA2000、LTE(TDD/FDD)、DC-HSPA+、UMTS、TD-SCDMA、GSM/EDGEネットワーク上での音声およびデータサービスのグローバルローミングのサポートが実現する。

SoC「Worldmode」は、米国および中国でCDMA2000とLTEの両モード間の相互運用性をサポートし、送受信サービスエリアに従って両ネットワーク間をシームレスにスイッチングする。同社のSoCはソフトウェアアップグレードが可能で、モバイルネットワークオペレータがVoLTE(Voice over LTE)技術を展開すれば、VoLTEもサポートできる。

MediaTekは、VIA Telecomベースバンドプロセッサを既存モバイルレファレンス設計としてすでに使用しており、CDMA2000技術を新規のSoC設計に組み込むことによって、モバイル機器の製造コストと電力消費が大幅に軽減されるとしている。

なお、「Worldmode」のサンプル出荷は2014年第4四半期を予定している。最初の搭載機器の発売は2015年前半になるという。