仕事、あるいは自主的にはじめた勉強や趣味でもいいが、もし目標を達成できないとき、あなたはどんな言い訳をしているだろうか。
ある指摘によると、言い訳は「できるのにやらない」、「物事の進め方が分からない」「正当な理由によりできない」の3つに大別できるのだという。
Dumb Little Manの記事「3種類の言い訳をどうやって克服するか(3 Types Of Excuses And How To Handle Them)」で、3つの言い訳に対する対処法を紹介している。
できるのにやらない
一番多い言い訳が、「やらなくてはいけないと分かっている。だけど……」だという。
やらなければいけないことが仕事に関係したものであれば、「時間がない」であったり、「先に他の人から別の用事を頼まれている」などがそれに続く。自主的にはじめた勉強やエクササイズであれば、「雨が降っているから」「明日は朝早いから」など、ありとあらゆる言い訳があるだろう。
記事では、考え方を変えてはどうかとアドバイスしている。たとえば、「Aさんに資料作成を頼まれているけど、時間がない」は「時間がないといいのに。でも資料作成しなければ」といった考え方だ。時間がないのではなく、なんとか工夫して、資料を作成しようと考えてみよう。
エクササイズの例であれば「3日間続けてきたジョギング、今日も続けるべきだけど、雨が降っているしなあ……」という言い訳をしがちである。これに対しては「雨が降っているからやめられたらいいのに。でも、ジョギングをしなければ」と考えよう。つまり、「できない」ことよりも「(それでも)やらなければならない」ことを強調するのだ。
やると決めたこと、やらなければならないことを強調する言い方に変えるだけで、自分に対する言い聞かせになるわけだ。これを習慣化することで、すぐにあきらめる体質から、難しくてもやろうという体質に変わっていくかもしれない。
物事の進め方が分からない
記事の筆者によると、3つの言い訳のうちで「物事の進め方が分からない」が一番悪い言い訳だそうだ。
仕事であれば、やり方を調べたり、同僚に聞くなりして、知るための努力をすべきだろう。プライベートでやりたいことがあって、やり方が分からない場合は、そもそも本当にやりたいのかを疑ってみてもよいかもしれない。
幸いにも、ネット上には無料の百科事典があり、専門家にアクセスできるソーシャルメディアやフォーラムがある。多くのケースで、以前ほど「知る」ためのコストはかからなくなっているはずだ。これを活用しない手はない。
正当な理由によりできない
正当な理由か、正当ではない「できるのにやらない」、「物事の進め方が分からない」であるのかを区別するためには、言い訳の重要度と緊急度が物差しになるという。
たとえば、家族の病気や、電車などの交通事情、優先させようとしている仕事が他にあるなどの場合は、正当な理由によりできないといえるだろう。
だが、これらの話もほとんどがグレーゾーンなのではないか。たとえば「友達に飲みに行こうと誘われた」という場合は重要なのか、緊急なのか。
これは、あなたがどれぐらいしなければならないことにコミットしているか、友達との関係などにより変わってくるだろう。今夜でなければならないのか、しっかりと考えてから決断しよう。