セーラー万年筆は、自社の産業用ロボット事業のコスト競争力向上と販売拡大に向けた海外の生産販売体制の再編・強化策として、台湾の明緻精密と生産委託契約を締結したことを発表した。
同契約により、明緻精密はセーラー万年筆の射出成形用取出ロボットの中位機種「RZ-Aシリーズ」の委託生産を手掛けることとなる。
また、併せてこれまで中国の写楽精密機械(上海)にて行ってきた普及価格帯の取出ロボット「RZ-Xシリーズ」の生産・製造は終了することも発表。今後、写楽精密機械は中国内向け販売・サービス拠点として活用される予定だという。
なおRZ-Aシリーズは東南アジアを中心にアジア全域で販売を行う方針で、年間約300台の生産を見込むとしている。