2014年の年頭にあたり、株式会社ミクシィ 代表取締役社長 朝倉 祐介氏は、以下の年頭所感を発表した。
謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。
2013年は、ミクシィグループにとって”変革“の年となりました。
6月の経営体制刷新以降現在にいたるまで、ミクシィグループの今後の再成長に向けて、幅広い領域(「メディア・コンテンツ領域」「マーケティング領域」「ライフイベント領域」)で様々な事業を展開しております。
「メディア・コンテンツ領域」では、SNS「mixi」において、「つながりをつくる」というコンセプトの下、サービス価値の最大化に向けた取り組みを推進しております。具体的な施策としては、mixiコミュニティの一部をインターネット検索の対象とするコミュニティのオープン化や、つぶやきの検索機能の提供を開始いたしました。また、デバイス環境の変化に対応するため、mixiの主要機能であるコミュニティ・ニュース・メッセージ・日記を、スマートフォンに最適化したアプリとして提供開始いたしました。
さらに、「mixi」での展開に加え、当社初となる本格的スマートフォンネイティブゲーム「モンスターストライク」の提供を開始しました。このゲームの最大の特長は、その場にいる友人たちと一緒に遊ぶことができるという点です。これまで当社が培ってきた「つながり」の知見をスマートフォンゲームにも反映しました。大規模プロモーションを展開していない中、友人からの紹介による流入を中心に、現在100万人を超える方にお楽しみいただいております。
「マーケティング領域」では、ミクシィマーケティング社がスマートフォンアプリ収益化プラットフォーム「coudec(コーデック)」の提供を開始しました。2013年1月に取得したインターネットリサーチを手がけるミクシィ・リサーチ社では、mixiユーザー向けのスマホリサーチをスタートさせたほか、店舗等の覆面調査を行うミステリーショッピング事業を取得しました。今後はオンライン・オフライン両面でのリサーチ事業を展開してまいります。
人生の重要な局面(ライフイベント)における「つながり」を提供する「ライフイベント領域」では、フォトブックサービス「ノハナ」の会員数が順調に増加し、約60万人の方にご利用いただいております。さらなる事業拡大を図るため、完全子会社として株式会社ノハナを設立し、新サービスとして写真年賀状作成アプリ「ノハナ年賀状」の提供を開始し、約80万枚を販売いたしました。
さらに、街コンイベントを運営する株式会社コンフィアンザ、結婚支援事業を運営する株式会社Diverseの全株式を取得しております。
1997年11月にIT系求人情報サイト『Find Job !』の運営を開始して以来、当社は「全ての人に心地よいつながりを」というコンセプトの下に、事業を展開してまいりました。2014年も引き続き、ミクシィグループとして「メディア・コンテンツ領域」「マーケティング領域」「ライフイベント領域」という3つの領域において、より幅広い「つながり」の提供を通じ、人々の幸せに貢献できる企業グループを目指してまいります。