2014年の年頭にあたり、富士ゼロックス株式会社 代表取締役社長 山本忠人氏は、以下の年頭所感を発表した。

社長就任以来「複写機からの卒業」を掲げ、お客様中心の視点で課題解決に最適なソリューションやサービスを提供できるよう、全社を挙げて「変革」を進めてきた。

その結果、昨年は「事業構造と体質の転換」が進み、着実に変化したことを実感した一年であった。お客様の課題解決に より貢献するソリューション・サービスの提供を国内外で加速、一方で商品の海外輸出・OEM を含めたグローバルマーケットの拡大など、経営方針で掲げたサービス事業による価値提供と技術をベースにした機器販売事業の2つの戦略が確実に実行できたことは大きな力となった。さらに、新たな価値を提供するさまざまな商品やソリューション・サービス、技術などに対して外部機関からも高い評価をいただくなどの成果を上げることもできた。

ICT の分野においては、クラウド、モバイル、ソーシャル、ビッグデータといったメディア・技術がますます重要性を増し、複合的に連携しながら社会に影響を及ぼし、劇的に変化する潮流を生み出している。

次々に生まれる潮流は、まさにコミュニケーションのインフラが発展していくことであり、ドキュメントサービス&コミュニケーションをビジネス領域とする当社にとって、新しいコミュニケーション環境の構築による価値創造に挑む絶好の機会と捉えている。

全社で取り組んできた「変革」によって獲得した力や培った経験、新しい商品、ソリューション・サービス、技術力を駆使して、お客様にさらに新しい価値を創造し、より一層信頼できるパートナーとして認められるために、劇的に変化する潮流へ果敢に乗る、新たな挑戦を続けていきたい。