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FreeBSDプロジェクトは12月26日(協定世界時)、次期メジャーアップグレードバージョンへ向けた最新の準備リリースとなる「FreeBSD 10.0-RC3」を公開した。amd64版、i386版、ia64版、powerpc版、powerpc64版、sparc64版が提供されている。インストールイメージはFTPサーバ経由でダウンロード可能。amd64版およびi386版に関しては仮想ディスクイメージファイル(QCOW2、VHD、VMDK)も配布されている。
RC2とRC3の主な変更点は次のとおり。
- ZFS関連のパニック問題の修正
- インストーラのバグ修正とインストーラ経由でのpkg(8)パッケージインストールのサポート
- pkg(8)における複数リポジトリ設定の改善
- BHyVe関連のバグ修正
- INETを除外したXenビルドに関するバグ修正
- FreeBSDカーネルが実行可能なバイナリアーキテクチャを表示する新しいsysctl(8)値「kern.supported_archs」の導入
% sysctl kern.supported_archs
kern.supported_archs: amd64 i386
%
amd64版およびi386版に関してはFreeBSD Update経由でのアップデートも可能。エラッタ報告(FreeBSD-EN-13:04.freebsd-update.asc、FreeBSD-EN-13:05.freebsd-update.asc)に該当している場合にはさきに報告内容を適用してから、次の手順でRC3へアップグレードできる。
freebsd-update upgrade -r 10.0-RC3
freebsd-update install
shutdown -r now
freebsd-update install
RC3が準備リリースとしては最後のバージョンになるものとみられ、このまま問題がなければ2013年内にリリース版のビルドが開始され、2014年1月の前半にはリリースアナウンスが実施される見通し。