KDDIは、12月29日~31日の3日間、東京・有明の東京ビッグサイトで行われる「コミックマーケット85(コミケ85)」に、進撃の巨人とコラボレーションした車載型移動基地局を配備すると発表した。

「進撃の巨人」は、別冊少年マガジンで連載されている人気漫画。4~9月にはアニメが放映されたほか、2015年に「ガメラ」や「日本沈没」などを手掛けた樋口 真嗣監督による実写映画化も予定されている。

また、12月上旬には「進撃の巨人」がヤフーとYahoo! JAPANトップページが崩されるアニメーションを流すといったタイアップを行うなど、様々な企業とのコラボレーションを積極的に行っている。

一方でKDDIは、夏に行われた「コミックマーケット84」で、ライトノベル「俺の妹がこんなに可愛いわけがない。」とコラボレーションした車載型移動基地局を初めて配備。

アニメなどのキャラクターを車にラッピングする行為、いわゆる「痛車」を携帯キャリアが展示したとして、Twitterなどで話題となった。

今回の進撃の巨人とのコラボレーションでは、コミケにとどまらず、今後も更なる展開を行っていくという。

進撃の巨人ラッピング車載型移動基地局

夏に設営された"俺妹痛車"

なお、ラッピング車載型移動基地局は、西展示場付近に設営する予定。今回もWiMAXをバックボーンとして無線LAN環境を提供する「人間Wi-Fi(au Wi-Fi SPOT)」についても、会場内に配備するという。

コミケ85の電波対策ページには「コミケでつなぐならやっぱりau!」との紹介が行われている。しかし、夏の"痛車"が話題になったこともあり、競合他キャリアも電波対策と"痛車"の両面で様々な対応策を検討しているはず。コミケの"場外乱闘"ならぬ"ウォール外乱闘"にも目が離せない。

痛車は西展示場横に設営