Facebookページ運用の考え方はなんとなくわかってきたけれど、実際に具体的な施策はどうしたらいいの?とお悩みの方にぜひご参考いただきたい!すぐに実践できる施策実例を、Facebookページの成長レベルごとにご紹介します。
メリークリスマス!
営業現場の視点からFacebookページ運用のヒントをお届けしている、ソーシャルメディアマーケティング事業第一本部営業担当の矢野です。今回も私が日々、現場でよく聞くお客様のお悩みを元に、Facebookページ運用のポイントを考えてみたいと思います。
≪大事なポイント:ステップごとに施策を考える≫
まずは、Faecbookでの戦略をFacebookページの成長レベルに合わせたステップで考えてみましょう。
コンセプト設計→ファン獲得→ファン化→統合・収益化→サポーター化というように、戦略のステップごとにテーマを絞ると、施策が具体的に考えやすくなります。では、このステップごとの実際の施策事例を見てみましょう!
▼ステップ0 コンセプト設計
何の目的でFacebookを使っていくのか、どういうターゲットに向けて何を訴求するのかしっかり決める段階です。
Facebookページの運用コンセプトを設計するために考えておくべきこと
目的は?⇒販促?コミュニケーション?ブランディング?(どこをメインに置くのか)
ターゲットは?⇒現在の既存顧客と同じ層or既存の顧客とは違う層
訴求する内容は?⇒ターゲットを目的に向かわせるために必要な情報はなにか?動機付けになる情報とは?
https://www.facebook.com/jillstuartbeauty
目的:ブランディング(最終的にEC・店舗への送客)
ターゲット:ジルスチュアートの世界観が大好きな方(特に根強いジルファン)
訴求する内容:ジルスチュアートのブランドの世界観、愛らしい商品紹介、キャンペーン情報など
https://www.facebook.com/CasePlayAkiba
目的:CasePlayの認知向上とEC・添付への送客
ターゲット:スマートフォンデバイスの機能性アクセサリーを求めている人
訴求内容:店舗情報(来店しやすい環境を作るための)・商品情報(特に防水・耐衝撃の機能面)
上手くいっていないFacebookページは、コンセプトがしっかりしないまま、その時々に脈絡のない情報をただ投稿しているだけになってしまっている場合が多いです。これではファンの興味がない情報ばかりを発信してしまっていたり、ファンが情報を受け取った後どんなアクションをすればいいのかわからなかったりする可能性があります。Facebookページのコンセプトをしっかり設計することは、その後の運用を考えるために一番大事なポイントとも言えます!
Facebookページのコンセプトが明確になると、自ずとFacebookページのデザインも目的やターゲットを意識したものになることでしょう。例えば、女性向けなら女性が好むクリエイティブ、年齢ターゲットがあるならその年齢に好まれる表現を使うなどです。
<ポイント>
自社製品のパッケージや自社サイトなどのイメージと同じで、どんなターゲットに、どんなイメージを持ってもらいたいかを考えたデザインにしましょう。
参考:カバー画像関連知識
http://smmlab.aainc.co.jp/?p=23944
▼ステップ1 ファン獲得
ステップ0でしっかりコンセプトを決めたら、ターゲットにあった人をしっかり集めてファンになってもらいましょう。
ファン獲得の方法は大きく分けて4つ!
日々の投稿:ターゲットが求める情報を発信!
Facebook広告
キャンペーン
自社メディアや自社会員から
https://www.facebook.com/rivaland.ojyosama
★キャンペーンでの工夫⇒画像左
自社製品のファンになってもらえるように自社の製品や自社商品券をインセンティブに!
キャンペーンでファンを集めるときのポイントは、以下の記事をご参考ください。
参考:ターゲットにあったファンを集めるキャンペーン設計方法
http://smmlab.aainc.co.jp/?p=20612
★日々の投稿での工夫⇒画像右
お嬢様酵素=美容健康になりたい女性向けなので、投稿ではダイエット情報を定期的に投稿
★facebook広告での工夫⇒
ライクアドの活用!キャンペーン実施時はキャンペーンを訴求する広告画像でライクアドも効果的です!
<実例4:米肌>
★自社メディアなどから⇒
メルマガや商品パッケージにFacebook(キャンペーン)のことを告知。また、自社サイトからFacebookページへ誘導出来るプラグイン等を活用。店頭での声掛けなど。
Facebookページを早く安定運用するためには、初期のころにある程度まとまった数のファンを獲得することがおすすめです。理由は二つあって、情報が届く母数があればあるほど拡散力が増幅することと、ファン数が多い方がメディアとして価値があるからです。またファンにとっては、ファンが多いFacebookページの方がみんなに支持されてる感があり、「同調」の心理が働きやすくなります。
≪前編まとめ≫
Facebook運用で一番大事なのは、コンセプト設計です。何のために、どのように、どんな人に向けて、いつ、何をするのか。よく聞いたことのある5W1Hですね。これが固まっていないと、ファンも、この情報をうけて、ブランドの理解を深めればいいのか、店舗にいったらいいのか、何をしたらよいのかわからなくなってしまいます。
ファンに何を訴求したいのかがしっかり決まれば、あとはファン目線で、理解しやすく、親切な情報発信やコメント返信などのコミュニケーションをすればよいので、ぜひ実例を参考にしていただければ幸いです。
明日は、後編!ステップ2のファン化からステップ4のサポーター化までの実例をご紹介します! 明日もぜひチェックしてくださいね。
ライター紹介
アライドアーキテクツ株式会社
ソーシャルメディアマーケティング事業第一本部矢野 彩香(Ayaka Yano)
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