何かしようと思っているがなかなか始められなかったり、始めたものの途中で挫折してしまって、今でも悔やんでいる。そんな場合は、行動に至るまでの思考回路を組み直してはどうだろうか。

MindBodyGreenが「自分の脳の回路を変えて、生活に意味のある変化をもたらす(原題:5 Ways To Rewire Your Brain For Meaningful Life Changes)」という記事で、論理的な方法を紹介している。

自分の目的を支える信念はなにか

まずは「達成できる」「実現できる」という確信に繋がる信念を持つことが重要だ。記事では信念を確立するための2ステップを紹介している。

ステップ1は、「なりたい自分、成し遂げたい目標や目的についての信念を検証してみる」ということ。

ステップ2は、「検証した信念を目的や意図を実現する可能性と連携させる」こと。

自分の意図に信念はあるか。または、達成できる可能性を信じているか、改めて振り返ってみよう。

ポジティブな感情を味方に

感情というものは、車でいうエンジンのような役割を果たす。"意図"や"目標"を達成するための底力となってくれる。

感情がなければ、楽観や悲観もないが、"自分は出来るんだ"という楽観的な感情や情熱など、ポジティブな感情を味方に付ければ、目標達成までの道のりもそう辛くないはずだ。

まず、自分の目標を思い浮かべたときに浮かぶ感情はどのようなものだろうか。目標が自分にとって大切な理由は何か。これらを糸口に、自分の目標に焦点を当てる際の感情をしっかり分析しよう。

視覚効果を活用

自分の頭の中で、自分の新しい習慣を"リハーサル"してみよう。

幸いにも私たちの脳は、実際にあるものと想像上のものとの区別が付かない。

想像力を働かせることで、実生活で現実のものにしていくための能力が強化できるという。

自分の目標達成に関連するイメージを描いて、毎日それを頭の中に持ち続ける努力をしよう。

一連の流れを論理立てて、行動計画を立てよう

ここまでのアドバイスによって頭の整理ができてきた人であれば、行動と目的が合致してきたはずだ。

例えば、「ダイエット中の人がなぜダイエットしたいのか」について考えてみよう。

その重要性や、関連する感情、目標を達成する自分のイメージを描けば、間違っても間食にアイスクリームやドーナツを食べることはないだろう。

これまでに整理してきたことを踏まえて行動計画を立てると、さらに目標達成までの道のりは短くなるのではないだろうか。

繰り返し実行する

習慣を変えることは難しい。だが、なりたい自分や達成したい目標があるのであれば、これまでのアドバイスを定期的に繰り返して、目標を達成してみよう。成功体験を増やしていけば、自然と身についていくはずだ。