米Oracleは12月20日(現地時間)、マーケティングソフトウェアをクラウドで提供する米Responsysを買収することで合意したことを発表した。買収金額は約15億ドル。クラウドサービスポートフォリオを拡充する狙い。

ResponsysはエンタープライズクラスのBtoCマーケティングソフトウェアベンダー。キャンペーン管理、アクセス解析などのマーケティングソリューションをSaaS形式で提供する。クロスチャネルを特徴とし、電子メールマーケティングのほか、ディスプレイやWebマーティング、TwitterやFacebookなどのソーシャル、モバイルも手がける。

OracleはResponsysの株式1株に対し27ドルを支払うことで合意した。買収金額は約15億ドル。取引は規制当局などの承認を経た後、2014年上半期に完了を見込む。

買収後、Responsysのソリューションは「Oracle Marketing Cloud」と「Oracle Customer Experience Cloud」の一部となり、2012年に買収したマーケティング技術「Oracle Eloqua」と組み合わせることでマーケティング担当者はBtoCとBtoBの両方で展開できるという。