電通は12月20日、日本たばこ産業の協力を得て、世の中に変化を与える未来トレンドと消費者のマインドを掛け合わせて、ビジネスの未来シナリオを描くことができるプログラムを開発したことを発表した。
「未来シナリオ創造プログラム」は、消費者の気持ちの変化に着目してビジネスの将来像を描き、事業や商品の開発テーマを構築するという。
プログラムは5つのステップで構成されており、ステップ1は「未来トレンドの選定」で、ステップ2は「未来マインドの抽出」、ステップ3は「重点開発テーマの設定」となっている。
またステップ4は、「ドライビングファクターの抽出」で、開発テーマに与える影響が大きい「ドライビングファクター」を抽出して、それを可視化した未来図を描く。そしてステップ5は「未来シナリオアイディエーションの実施」となっている。なお「未来シナリオアイディエーション」とは、開発コンセプトや狙いに基づいて発想されたアイディアスケッチを指す。
同プログラムの活用例として、「商品・サービスのパイプラインの策定」「中期的な経営・事業シナリオの策定」「未来の顧客を想定した商品・サービス開発」が挙げられている。