米Red Hatは12月20日、Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform 4.0の正式版(GA)をリリースした。
OpenStackの8番目のバージョンとなるHavana(2013.2)をベースに、Red Hat Enterprise Linux 6.5、Red Hat Enterprise Virtualization Hypervisorで構成する。主な特徴として、以下を挙げている。
- プロセス管理ツールForemanのフルサポート
- オーケストレーション機能OpenStack Orchestration (Heat)のフルサポート
- ネットワーク機能OpenStack Networking (Neutron)のフルサポート
- リソースの計測機能OpenStack Telemetry (Ceilometer)のフルサポート
- 管理ソフトRed Hat CloudFormとの統合
- スケールアウト型サーバRed Hat Storage Server(GlusterFS)との統合強化
このうち、OpenStack Orchestration (Heat)、OpenStack Telemetry (Ceilometer)はHavanaから加わったコンポーネントとなる。別提供だったRed Hat CloudForm(バージョン3.0)も統合された。Foremanは物理、仮想環境に対応したライフサイクル管理ツール。
Red HatはOpenStackの主要なコントリビューター。6ヵ月ごとにリリースされるOpenStackに対し、Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platformは、18ヵ月のライフサイクルとなり、その間、セキュリティフィックス、バグフィクス、パフォーマンス強化、バックポートの提供などが行われる。