米IBMは12月19日(現地時間)、高速ファイル転送ソフトを提供するAsperaを買収することで合意したと発表した。買収金額は明かされていない。

Asperaは高速で安全に大量のデータを転送できるプロトコル「fasp technology」を使った高速ファイル転送ソフトを提供する企業。2004年に設立され、顧客は2000社、1万6000ライセンスという。伊藤忠テクノソリューションズ、ネットマークスなどを代理店として、国内でも提供されている。

ユースケースとして、大量の画像や動画データを扱うライフサイエンス領域や、メディア、ゲーム企業などを挙げている。買収は、IBMが推進している「Smarter Commerce」の一環で、企業向けのビッグデータソリューションの1つとして提供するとしている。