日本マイクロソフトは、Windows XP、Office 2003のサポート終了まで、12月30日であと100日を迎えるため、早めの移行をオススメすると発表した。

2013年の4月から、「サポート終了」について幅広く伝えてきたことから、様々な質問が同社に寄せられ、今回は、こうした疑問や質問にQ&A形式で答えたもの。

日本時間、2014年4月9日のサポート期間終了に伴い、Windows XP向けのセキュリティ更新プログラムや有償サポート、技術情報のアップデートなどの提供が終了。Windows XPの脆弱性が発見された場合でもセキュリティ対策などのサポートは行われなくなる。

サポート終了に伴い受けられなくなるサポート

サポート終了後はWindows XP搭載パソコンが使えなくなるのか?という問い合わせがあったが、サポート終了とは、同社が顧客のWindows XP搭載パソコンの利用を禁止するものではない。しかし、サポート終了後は、同社からのセキュリティ更新プログラムの提供が終了するため、ハッカーなど悪意のある攻撃に対して、非常に脆弱な状況に置かれる事が予想される。

Windows XPが発売されたのは2001年で、本来ならメインストリームサポート5年とエクステンデッドサポート5年の合計10年間が基本となっているが、メインストリームサポート期間については、顧客が不利益にならないように、(1)基本の5年か、(2)次の製品が発売されてから2年、のどちらか長い方を適用する、という事になっているが、Windows XPの場合は、セキュリティ機能を強化するため、OSの核(カーネル)から作り直した次の製品であるWindows Vistaのリリースが2007年1月になったことから、(2)が適用され、2009年1月にメインストリームサポートが終了することとなった。その後のエクステンデッドサポートは5年のまま変更がないため、合計約12.5年のサポート期間となっていた。

その他、サポート終了について多数のQ&A形式が公開されている。