NICTなど、「暗号プロトコル評価技術コンソーシアム」を設立

情報通信研究機構(NICT) / 日立製作所 / KDDI研究所 / NTTはこのほど、安全なネットワーク利用の促進に向けて、「暗号プロトコル評価技術コンソーシアム」を設立した。

暗号プロトコル評価技術コンソーシアムは、暗号プロトコルの安全性に関する情報を集約し、国内外の専門家の意見なども含めてWebサイトで迅速に公開するとしている。

これにより、これまで入手しにくかった暗号プロトコルの利用に関する情報が簡単に手に入る状況を作り、安全な暗号プロトコルの利用促進につなげるという。

同コンソーシアムは、暗号プロトコル研究に関連する国内外の大学や研究機関なども参加し、国際的な協力体制をもとに活動を進める予定。

同コンソーシアムにおいて、NICTは暗号プロトコル評価に関する研究成果を展開していくとともに、事務局を担当する。日立製作所は、セキュリティ技術に関するさまざまな研究開発、標準化活動を行ってきた経験をいかして、安全なネットワークの実現に貢献するという。KDDI研究所とNTTは暗号プロトコルの安全性を評価する役割を担う。