NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)は12月19日、業務で利用するWebサービスや社内システムへの自動ログインと、ID・パスワードの一括管理を実現するクラウド型パスワード管理サービス「Bizパスワード」の提供を開始したと発表した。
本サービスは、1つの「マスターパスワード」に複数のWebサービスや社内システムのID・パスワードを紐づけて保管するもの。各Webサービスや社内システムへの初回ログイン時にID・パスワードを登録することで、2回目以降に利用する際はID・パスワードを入力することなく自動でログインすることができる。このため、業務で利用するWebサービスや社内システムがたくさんあっても、それぞれのID・パスワードを覚え、都度入力する手間を省くことができる。
登録したID・パスワードは、端末および同社の強固なクラウド基盤上に暗号化して保管、サーバ・端末間のデータ同期の通信も暗号化。また、ID・パスワードをクラウド上に保管するため、パソコンやスマートデバイスなど、端末を問わずに利用できるため、外出先や自宅でも、安全にログインできる。
サービスの導入は利用者の端末に専用アプリケーションをインストールするだけで、システム管理者向けに提供するカスタマーポータルにより、利用者アカウントの追加・削除や、登録システムの管理などの作業を簡単に行うことが可能。さらに、万一社員が端末を紛失した際などにも、カスタマーポータルのアカウントロック機能で情報漏えいを抑止することができる。
利用料金は初期費用が無料、10アカウントで月額2,100円、1アカウント追加するごとに210円、最低利用期間は1年。なお、利用開始前にユーザー環境における無償トライアルが提供される。