キヤノンITソリューションズは12月18日、高機能ページレイアウトシステム「EdianWing」の新バージョン7.0の販売を開始すると発表した。
「EdianWing」は、伝統的な日本語組版技術を搭載した、多ページの紙誌面編集を得意とする高機能ページレイアウトシステムで、国内の約400社の印刷社・新聞社に導入されている。従来より、充実した対話組版機能と、豊富な独自タグによる自動・半自動バッチ組版機能の両方を装備しているため、校正を繰り返す編集作業の現場においては、DTPパッケージに比べ圧倒的に高い生産性の実現を可能としている。
今回発表した新バージョンでは、システム内部もUNICODEに変更し、多言語対応とIVS(Ideographic Variation Sequence)対応を実現したことで、中国語、韓国語、日本語混在データへの対応、および異体字を含むテキストの外部からの入力が可能。
Unicode対応 |
従来、事前予約が必要であったフォント登録なしに、任意のTrueTypeやOpenTypeフォントが利用でき、通常フォントとかなフォントの組み合わせも可能。一括処理機能を編集スクリプトに統合することで、利用者の周辺機能開発の負荷を軽減。
さらに、行内ではグループルビ、行末ではモノルビとして機能する熟語ルビや、高精細モードを標準搭載し、内部座標最小単位 を1/2400inchから1/914400inchに、内部文字最小単位 を0.1Pointから0.01Pointに変更、これにより、座標・文字サイズ共に指定どおりの結果が得られるようになる。
価格は150万からで導入および設置費用が別途必要。