シャープは12月17日、低温での定着が可能な新開発トナー「MycrosトナーCAP」を採用し、消費電力量を大幅に低減したデジタル複合機2モデル「MX-M564FN」「MX-M464FN」を発表した。M564FNが187万6350円、M464FNが161万3850円で、2014年1月15日より販売を開始する。
新製品は、導入コストを抑えた中高速モデルのモノクロ複合機。MycrosトナーCAPの採用により、低温で用紙へのトナー定着が可能となり、ウォームアップタイムを従来機に比べて約40%短縮することに成功した。
エコ学習機能や電源ON/OFFスケジュール設定などの省エネ機能と組み合わせることで、消費電力量を従来機に比べて約45%低減することができる。
また、原稿を毎分56枚読み取れる高速カラースキャナーを標準装備したほか、大容量給紙デスクを使うことで最大7400枚の用紙をセットできるなど、多彩な給排紙装置に対応している。
業務用アプリケーションと連携して本機を操作できる「Sharp OSA」にも対応し、法人向けクラウドサービス「3sweb Sharpdesk Online」を利用すれば、オフィスや外出先などでさまざまなデータの閲覧・共有ができる。
操作パネルには7.0インチWVGAカラータッチパネル液晶を採用し、グリップタイプのハンドルを搭載するなど、使いやすさにも配慮した設計となっている。ほかにも文書データや個人情報の漏洩を防止するセキュリティ機能も用意している。