TISは、アサヒ飲料の自販機設置の営業活動で効率的な顧客訪問を実現することを目的にした、飲料業界初のスマートデバイスで利用する新しい営業支援システムを構築したと発表した。

アサヒ飲料の新営業支援システム構築には、TISの情報配信プラットフォーム「SkyWare」の新シリーズ「フィールド業務支援サービス on SkyWare」を活用して構築。「フィールド業務支援サービス on SkyWare」は、基幹系システムやデータベースの営業情報と、営業が持ち歩くスマートデバイスを連携させて、外出現場で利用するサービス。地図データとの連携に加えて、ARを利用して必要な営業情報を、現在位置に紐づいてスマートデバイスのカメラ画面で視覚的に映し出すことで、外出先での状況把握と情報共有を可能にする。

アサヒ飲料の営業支援システム構成

アサヒ飲料の新営業支援システムでは、営業担当は外回りの際に同アプリを使い、地図情報とARを組み合わせた画面から担当エリア内のどの場所に自社の自販機が設置されているかなどの営業関連データを、視覚的に引き出すことができる。

アサヒ飲料新営業支援システムの画面イメージ。カメラ画面で視覚的に営業情報を確認でき、画面上のアイコンをタップすれば、取引先情報をその場で確認可能

アサヒ飲料では、2014年1月より76名の営業担当が自販機設置の営業活動に利用する。将来的には対象範囲を拡大していき、営業活動のさらなる効率化を目指していく予定だという。