ソーラーフロンティアは12月17日、太陽光発電EPC(設計・調達・建設)大手の独Belectric、ならびに昭石エンジニアリングと、日本におけるEPC業務などを中心とした戦略的提携に関する契約を締結したことを発表した。
今回の提携により、CISを含む各種の太陽電池を用いたメガソーラー設置に対する豊富なノウハウを有するBelectricの日本法人ならびに日本市場に対する知見や関連業者のネットワークを持つ昭石エンジニアリング、そして、CIS薄膜太陽電池の生産・販売を手掛けるソーラーフロンティアが協力体制を組むこととなり、これによりCIS薄膜太陽電池モジュールの強みを活かしたメガソーラーの迅速な建設が可能になるという。
すでにソーラーフロンティアとBelectricは、2010年からの欧州における販売提携や2012年の合弁会社PV CIStemsの設立などを行ってきており、そうした両社の協力関係が、今回の日本での提携につながったとしている。
なお3社は2013年3月より売電を開始した宮崎県国富町木脇にある国富メガソーラーにて、すでに共同で事業を行っているが、今回の提携契約の締結により、今後の案件ではさらに迅速な協力体制の構築が可能になるという。ちなみに締結後の第1号案件としては、SFソーラーパワーによる鹿児島県曽於市における片倉工業の旧末吉工場跡地のメガソーラー案件が予定されており、これを機に3者が互いに持つ強みを生かしたシナジー効果の発揮を目指すとしている。