エドヴァルド・ムンク《病める子ども》1894年 ドライポイント
撮影:上野則宏

国立西洋美術館、ノルウェー王国大使館は、「生誕150周年記念 国立西洋美術館所蔵 エドヴァルド・ムンク版画展」を開催している。開催期間は2014年3月9日まで(12月23日、1月13日を除く月曜、12月24日、12月28日~1月1日、1月7日~9日、1月14日は休館)。開館時間は9:30~17:30(金曜は20:00まで、入館は閉館の30分前まで)。会場は東京都・上野の国立西洋美術館。入場料は一般420円、大学生130円、高校生以下・18歳未満・65歳以上は無料。

同展は、多産な芸術家であったムンクの画業の中で重要な位置を占めている「版画」にフォーカスし、"生と死"や"男女の愛"というムンクの典型的な主題を描いた「病める子ども」(1894年)、「マドンナ」(1895年)、「ハルピュイア」(1899年)など前期の作品や、彼が創作した奇妙な物語に基づくリトグラフ連作「アルファとオメガ」(1908-09年)、ムンク芸術の新たな展開を示す「光に向かって」(1914年)など、同美術館が所蔵する34点の版画作品を展示する。

なお、ムンクが版画を始めたのは1894年のことだが、それから最晩年まで50年間のうちに約850点もの版画作品を生み出している。