オレガは2013年12月16日、ストレージ仮想化ソフトウェア「VVAULT」のSIパートナーとして、情報技術開発(tdi)およびtdiグループ企業各社とパートナー契約を締結したことを発表した。今後、tdiが構築する中堅・中小企業向けの高機能ストレージシステムにVVAULTを採用し、両社で協力して市場を展開する。
オレガのVVAULTは、Windowsで認識できるすべてのストレージを仮想統合して、実質的に無限の容量を備えた仮想ドライブを容易に構築できるストレージ仮想化ソフトウェアである。VVAULTは、仮想ドライブを稼働させた状態でデータバックアップ、データリストア、レプリケーション/HAなどを実現する独自の「VVAULTライブ・テクノロジー」を搭載しており、SMBが要求するデータ急増への対策や高度なバックアップ/リカバリ機能へ柔軟に対応することができる。
tdiが提供するWindowsサーバーにVVAULTを組み合わせることにより、スモールスタートが可能で容易にストレージ容量を拡張できるストレージシステムとなる。今後も両社は、大規模システムへの対応やSMB向けのクラウドバックアップサービスなどについて開発を進めるとともに、SMB市場におけるサーバー・ストレージ環境の運用性・生産性を向上させるべく協力していくとしている。