Mozillaは12月12日(米国時間)、Sony Mobile CommunicationsやKDDI、LGら主要なグローバルモバイル企業と共同で、Open Web Device Compliance Review Board(CRB)を発足した。
CRBは、APIの互換性を推進し、競争力のあるパフォーマンスを実現することによってオープンWebデバイスのエコシステムを成功させるために活動する独立運営の組織。
ユーザと開発者の双方に、完全オープンなWeb体験を提供することを目的としている。またCRBは、MozillaのFirefox OSブランド要件の基盤になるという。
CRBは、デバイスメーカーとテクノロジーパートナーのパフォーマンスの標準化を支援。APIの互換性確立や、製品とサービスのリードタイム短縮、OEMが互換性テストに要するコストの削減などを図るとしている。
CRBのメンバーは、世界各地の市場を網羅する多様なパートナーで構成される。CRB発足時の参加メンバーは、Deutsche TelekomやKDDI、LG、Mozilla、Qualcomm Technologies、Sony Mobile Communications、Spreadtrum、TCL/ALCATEL ONETOUCH、Telefonica、Telenor、ZTE。
CRBの認証テストは、CRBが認定する外部のラボで実施され、各テストは申請からおよそ3日以内に完了すると予測されている。