米Dellは、12月12日(現地時間)、オースティンで行われた年次顧客イベント「Dell World」で、Accenture(アクセンチュア)との世界規模の契約を拡大すると発表した。
これは、特にビジネスの変革において、企業が直面するテクノロジーの課題に対処するための契約で、両社は、企業の効率性、セキュリティ、そしてビジネスの成果において向上をもたらす新しい製品を協力して開発・販売するという4年間の世界規模のGTM(go-to-market)契約に合意した。
同契約のもと、両社は、コストを抑え、リスクを低減しながら、ビジネスにおける革新を求めるミッド・マーケットおよび特定の顧客向けにデータセンタソリューションの構築、運用、管理において協業していく。
両社は、新たなソリューションに「クラウドソリューション」「アプリケーション保証プラットフォーム」「セキュリティサービス」を発表。これら3つのDell/Accentureソリューションは、北米では2014年半ばに入手可能となり、2015年には世界中の複数の国で購入可能となる予定。
「クラウドソリューション」は、他のソリューションに比べ、より素早い実行、より低いコストとリスクで、エンドツーエンドクラウドを実現するMicrosoftアプリケーションとプラットフォームにフォーカスした、プライベートクラウドおよびパブリッククラウドのエコシステムを提供。これは、AccentureとAvanadeとの協業により開発され、Dellのインフラストラクチャ・ソリューション、Dell Active System Manager、そしてサポート、デプロイメントサービスおよびDellソフトウェアを組み合わせたDellサービスを活用したもの。
「アプリケーション保証プラットフォーム」は、標準のビジネスプロセスと必要不可欠なアプリケーションをサポートする管理ソフトウェアによる、構築されたインフラストラクチャとアプリケーション設定を行ったもの。DellのハードウェアとソフトウェアおよびサービスをAccentureのアプリケーション管理能力と組み合わせることにより、顧客は、カスタムソリューションよりも高い柔軟性と敏捷性をもって、より高いレベルのサービスとセキュリティ要件を満たすことができる。また、Avanadeは、Dell Active Systemプラットフォームにデプロイされた特定のMicrosoftのワークロードに合わせたサポートを提供する。
「セキュリティサービス」は、Dell SecureWorksの世界レベルの情報セキュリティサービスとAccentureとAvanadeのセキュリティコンサルティングにおける専門技術を組み合わせることにより、規制への対応やセキュリティにかかるコストを低減しながら、IT資産の保護を強化することができる。