サイボウズは12月11日、クラウド基盤「cybozu.com」が日本マイクロソフトの「Windows Azure」および「Microsoft Office365」と連携し、シングルサインオン機能が利用できるようになったことを発表した。
両社は共同で検証を行い、cybozu.comとOffice365がAzure Active Directoryの機能を活用することで、SAML 2.0による認証連携を正常に行えることを確認。SAML 2.0による認証連携によって、Azure Active Directoryにログインすることで、cybozu.comとOffice 365のシングルサインオンが可能となる。さらに、Azure Active Directoryに対応した他のクラウドサービスとのシングルサインオンも可能となっている。
cybozu.com上で提供される「Office on cybozu.com」「Garoon on cybozu.com」「kintone」は、グループスケジュール、ワークフロー、掲示板、業務Webデータベースを中心とするグループウェア製品として多くの利用者を獲得している。
また日本マイクロソフトのOffice365は、ストレージ機能、文書管理機能を提供する「SharePoint Online」、電子メールサービス、予定表を提供する「Exchange Online」、チャット、オンライン会議などコミュニケーションの効率を上げる「Lync Online」といった機能を実装している。
発表では、今回の連携により、これらのサービスを組み合わせて使いたいというニーズに応えることができるとしている。