三菱電機は12月12日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)から温室効果ガス観測技術衛星の2号機となる「GOSAT-2(Greenhouse gases Observing SATellite-2)」の契約者に選定されたことを発表した。

「GOSAT-2」は、欧米に先駆けて2009年1月に打上げられた世界初の温室効果ガスの濃度分布を宇宙から観測する衛星「いぶき」(GOSAT)の後継衛星で、2017年度の打ち上げが予定されている。

2014年4月より開発・製造が開始される予定だが、いぶき同様、環境省・国立環境研究所・JAXAとの共同開発となる見込みで、いぶきに比べ濃度分布測定精度を向上することを目的に、より多くの観測データを収集可能な高性能観測センサが搭載される予定だという。

なお、今後、米国の「OCO-2」、欧州「Carbonsat」など、いぶきに続く温室効果ガス観測の専用衛星の打ち上げも計画されていることから、「GOSAT-2」では国際的な連携・協力も期待されることになるという。

GOSAT-2の軌道上におけるイメージ