Firefox 26公開 - 脆弱性修正、画像読込ロジック変更など

Mozillaから最新のWebブラウザおよびメールユーザエージェントとなる「Firefox 26」「Firefox 24.2.0 延長サポート版(ESR)」「Thunderbird 24.2.0」が公開された。新機能やデフォルトの挙動変更などいくつか注目される点があるが、特に注目しておきたいのはセキュリティ脆弱性の修正が含まれている点。FirefoxまたはThunderbirdを使っている場合には最新版へアップグレードが推奨される。

「Firefox 26」の主な新機能や変更点は次のとおり。

• いくつかのセキュリティ脆弱性の修正(重大な修正含む)
• 見えなくなった画像のデコードを実施しないことでページの読み込み時間を短縮化
• JPEG画像のEXIFに含まれている角度情報を加味するように処理を変更
• すべてのJavaプラグインを「Click to Play」と呼ばれる実行確認対象のプラグインへ変更(Javaプラグインを実行するにはユーザのクリックによる確認が必要)
• スクリプトが生成したパスワードフィールドを利用できるようにパスワードマネージャを変更
• UNIX系オペレーティングシステム(Linux/FreeBSDなど)において対応するgstreamerプラグインが存在する場合ににはH.264による再生をサポート
• Windows XPにおけるMP3再生の対応
• IndexedDBの利用にあたって従来のような準備を不要とし簡単に一時的なストレージとして扱えるように変更
• CSS画像「orientation」プロパティをサポート

FirefoxやThunderbirdのアップグレードは再起動のタイミングなどに合わせて自動的に実施される。明示的にアップデートするにはメニューから「Firefox について」を選択してダイアログを起動してバージョンチェックを実施すればよい。