ソフトバンクモバイルとソフトバンクグループで教育事業を担うエデュアス、東京大学先端科学技術研究センター(以下、東京大学先端研)は12月11日、携帯情報端末を活用した障がい児の学習・生活支援を行う事例研究プロジェクト「魔法のランププロジェクト」の成果報告会を2014年1月25日に開催すると発表した。
場所は東京大学先端科学技術研究センター3号館南棟ENEOSホール、特別支援教育関係者・保護者をはじめ、誰でも参加可能。申し込みはWebサイトから。
同プロジェクトでは、2013年4月から、特別支援学校・特別支援学級87校に所属する生徒・教員を2人1組にした98組に、携帯情報端末を貸し出し、実際の教育現場および日常生活の場で活用。今回の成果報告会では、6つの事例を紹介するとともに、各校の取り組み内容を会場内に展示する。
また、同時に、エデュアスと東京大学先端研が日本マイクロソフトと行っている、学習に困難のある子どもの学校での生活をICTでサポートする「DO-IT School」の成果報告会も同会場で開催する。
「DO-IT School」では、読み書きに困難のある子どもを携帯情報端末の活用によりサポートする「ディスレクシア プログラム」と、肢体不自由などの理由により、通常の手段では能動的な意思表出などが難しい子どもをICTでサポートする「OAKプログラム」を実施。「OAKプログラム」では、子どもの能動的な意思表出などを、顔や手などのわずかな動きから感知してコンピューターに信号を送ることができるセンサーを活用している。今回の成果報告会では、「ディスレクシア プログラム」の3事例、「OAKプログラム」の2事例を紹介する。